施術後の過ごし方について

施術による回復をより高めるための「施術後の過ごし方について」ご説明いたします。

① 痛いところを揉んだり、押したりしないでください。

施術後に痛みなどが残る部分を何度も指でグリグリと押したりする方がいらっしゃいます。
これは、皮膚を擦りむいた時に適切な処置をしてもその傷口を気にするあまり何度も触ったりして悪化させるのと同じ行為をしていることになります。
皮膚を擦りむいた時は、適切な処置をして傷口をいじらず放っておくと自然治癒力を妨げず、結果的に最短で回復しますよね?
整体も一緒です。

整体により脳に「痛みの出る前の身体」を思い出させるようリセットしても、施術後にグリグリと強く押すことにより、脳がまた「痛い時の身体」を思い出し、「痛みのある状態」に再リセットされてしまいます。

また、凹んでいる骨格が原因で痛みなどが出ている場合、施術により凹んでいるところを改善させます。
ところがせっかく改善させても患者さんが家に帰ってから痛みが残る部分を押すことによりまた凹んでしまい、痛みがぶり返してしまうケースも多く見受けられます。
「痛みなどが残る部分を何度も指でグリグリと押したりする行為」は回復を妨げ、悪化させる原因となりますので、できるだけしないように気を付けてください。

② 無理に痛みを探さないでください。

施術前の痛みを10とすると、施術後は3くらいになったとしましょう…。
残りの3の痛みを探そうとして、痛くなる姿勢や動きをして痛みを探さないようにしてください。

痛くなる姿勢や動きをして痛みを探したり確認する行為は、整体により整えた骨格や筋肉などを「痛みのある身体の状態」に戻してしまいます。

これは①と同様に、整体により脳に「痛みの出る前の身体」を思い出させるようリセットしても、痛くなる姿勢や動きを何度も確認することにより脳がまた「痛い時の身体」を思い出し、「痛みのある状態」に再リセットされてしまいます。

痛くなる姿勢や動きをして何度も痛みを探したり確認する行為」は、回復を妨げ、悪化させる原因となりますので、できるだけしないように気を付けてください。

早く良くなりたい気持ちはよくわかります。ゴールまで私がサポートします。
1日でも早く良くしようと、焦って無理に「痛みの確認」をしないようにしましょう。

 ③ ゆがむ原因となる姿勢をしないように気をつけてください。

当院で指導いたしました、ゆがむ原因となる立ち方(片足立ちなど)や座り方(足を組む、横座りなど)をしないように気を付けてください。
とはいえ、長年の習慣(クセ)ですから無意識のうちに以前の姿勢になってしまうのは仕方がないことです。
大切なのは「気が付いたらすぐ直す」ということです。
日頃の姿勢に気を付け、初回~4回目の施術の間隔を短くする『初期集中施術』により、身体のゆがみはだいぶ改善されます。
そうなれば、身体をゆがませるような姿勢をだんだんとしたくなくなります。
脳が身体のいい状態を認識するようになるからです。最初の3~4週間は大変ですが、正しい姿勢のクセづけができるようになるとゆがみにくい身体になります。
身体を根本から改善させるよう、私と一緒に頑張りましょう!