猫背や肩こり、腰痛の改善だけじゃない!ダイエットにも効果的な横隔膜


本日のお勉強ブログは、ビートたけしの「みんなの家庭医学」NHKあさイチでも特集されていた「横隔膜」についてのお話です。

Contents

横隔膜ってどこにあるの?

横隔膜

横隔膜とは肋骨下にあるドーム状の筋肉の事です。

横隔膜の上には肺があり、下には胃があります。

そのため、肺が呼吸するのを助けたり、胃の消化機能に関係しています。

横隔膜が肺の働きを助けるために上下に動き、肺を収縮させて息を吐きだし、肺を広げて息を吸う事ができます。

横隔膜の機能が衰えるとどうなるの?

呼吸が浅くなり、肺活量が減少する

呼吸を助ける横隔膜の機能が衰えると呼吸が浅くなり、肺活量が減少します。

呼吸が浅くなってしまうと慢性的な疲労を感じたり、基礎代謝も落ちていきます。

慢性疲労などの原因になる

また呼吸は自律神経のバランスを整える作用もあります。

緊張した時などは自然に呼吸が浅くなります。

そんな時に深呼吸をする事は、浅くなった呼吸を整えると共に、息をすう事で交感神経を刺激し、息を吐く事で副交感神経を刺激する事で自律神経のバランスを整えてくれます。

呼吸が浅いと身体全体に十分な酸素を供給する事が出来なくなるので、慢性疲労などの原因になります。

大きな声を出すために腹式呼吸という方法を取りますが、これは横隔膜を上下に動かし呼吸、発声する方法になるので横隔膜を鍛える効果があります。

横隔膜は3つの孔が開いており、それぞれ大動脈・大静脈・食道が通るようになっています。

横隔膜の呼吸以外の重要な働きが心臓から押し出された血液を大動脈を通して身体全体に循環させる機能になります。

血液は栄養や酸素を運ぶ役目を担っているので横隔膜の機能が衰えていると栄養不足や酸素不足になり疲労の原因にもなります。

横隔膜が大静脈を動かす事で身体に溜まった老廃物を回収します。

逆流性食道炎になる事がある

また横隔膜は食道と胃のつなぎ目に位置します。

そのため、横隔膜が伸縮する事で食道から胃へ食べた物を運んだり、胃酸が逆流するのを食い止める機能を果たしています。

横隔膜が衰えると、胃と食道の繋ぎ目を閉じる事が出来ず、腹圧により胃酸が逆流する事があります。

胃には胃酸で食べ物を消化します。

胃酸は強い酸性ですが、胃は粘膜によって防御機能が働いています。

しかし食道にはこの防御機能がないため、胃酸が食道に逆流すると、食道は強い酸によって炎症を起こしてしまいます。

これが逆流性食道炎と呼ばれるもので胸やけやすっぱいものがこみ上げるくる呑酸など不快な症状を感じます。

目立たない筋肉だけど実は働き者な横隔膜

働き者な横隔膜!

このように生きるために必要な機能を助ける働きをしている横隔膜ですが、身体のほぼ中心に位置する大きな筋肉です。

横隔膜が硬くなったり短縮したりすると、胸を張る事ができずに猫背になったり体幹が歪んだりします。

また横隔膜と大腰筋の一部は繋がっているので股関節の動きにも関係してきます。

横隔膜を鍛える事で良い姿勢を保つ事ができるようになり、肩こりや腰痛の改善やスムーズな歩行、ランニング時のパフォーマンス向上に役立つ事になります。

横隔膜ストレッチ

横隔膜のストレッチで重要な事は横隔膜を伸縮させる事です。

横隔膜ストレッチのやり方

簡単で手軽に出来るので、通勤や買い物の移動やちょっとした待ち時間を利用して行えます。

女性に嬉しい効果が!
ダイエットにもなる横隔膜ストレッチ!

横隔膜ストレッチでダイエット!

横隔膜ストレッチを行えば呼吸が深くなります。

呼吸が深くなれば、代謝もよくなります。

つまり横隔膜を鍛えるとダイエット効果があるという事です。

深い呼吸は自律神経のバランスを整えてくれるので暴飲暴食を抑えてくれたり、大きな筋肉を動かす事で脂肪の燃焼効果が期待できます。

血液の循環も良くなる事で新陳代謝も活発になるので基礎代謝が上がります。

人が生きるために必要な機能を補助してくれる横隔膜ですが、手軽にできるストレッチで横隔膜を柔らかくしてあげると、伸縮率が上がり姿勢がよくなったり(猫背の改善)、ダイエット効果が期待できたりといい事づくめですね。

普段から意識して深い呼吸を心がけるなど少しの手間で大きな効果が得られる高パフォーマンスな筋肉と言えます。


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